7月の中旬も越えて梅雨明けになりました、だんだん暑くなってきましたね。昔は気温が30℃越えたら猛暑だったのですが、最近は40℃越えの地域もあるぐらいで。。。水分補給はこまめにしてくださいね。
さて今回は、運転上達のため私が若い時にやっていた方法です、今はというか以前からデジタコがあるので無茶な運転をするドライバーも減りましたし、会社も厳しく教育をしているはずなのですが、まだまだかっ飛ばす緑ナンバーの車がいます。
高速やバイパスを走っているとスピード出し過ぎだろ?と思うトラックを多々見ます。皆さんも見たことあると思いますが、あれは「時間に追われているから」出しているのではありません。
ただ単にスピードを出したいから出してるんです。スピードを出す理由は早く帰りたい、早く到着したいのが理由です。
仕事が始まる前にちゃんと荷主企業と運送会社の間で走行距離や走行時間、作業工程、作業時間、道路状況など綿密に打ち合わせされるんですよ、何処の世界に計画を立てないで仕事を始めるバカがいますか?そんなバカいませんよ。

実際に時間に追われているドライバーもいるのかもしれませんが、ほとんどのドライバーは余裕を持って行動をしていないのかもしれません。
ただし、時間が遅れそうになった場合は会社に連絡をして納品先のお客さんに遅くなる旨を伝えて貰っているはずです、連絡をしないと会社から連絡が来ますから。「先方からまだ来てないと連絡があったけど今どこ?」と。わかりますか?
多少時間が遅くなっても、安全に積み荷を届けてくれた方が顧客は絶対良いので、しっかり連絡をすればある程度寛容です。逆にちょっと遅れたくらいでクレームになったり、仕事が切れるような事がある運送会社は、相当顧客から嫌われてます。そりゃ、何度も遅刻したり積み荷を破損させたり、態度も言葉づかいも悪いのなら自業自得と言えますがね。
ちなみに私が時間に追われていると感じた時はいっぱいありますけど、例で言うと長距離やっている時、津軽海峡を渡って北海道に行く朝のフェリーに間に合うか?の時です。ずっと国道4号走っていたのでハラハラしながら運転してました。八戸フェリーターミナルに着いたのは出発前一時間も無かったですから。
なんで高速乗らない?とお思いでしょうが、高速代節約です、同業者なら事情は分かると思います。
もう一つ。
トラックは大きいから、前を走る車との車間距離が短く感じ、先行車が煽られていると勘違いすると書いてある記事を見かけますが、勘違いではありません、トラックドライバーは故意に車間を詰めているんです。トラックドライバーは車間距離がどのくらいかだいたい分かっています。車間距離が短いと感じたならばそれは本当に短いのです。
本物のプロドライバーは、なるべく車間距離を離しトラブルが起きないよう未然に防ぐ防衛運転をします。
昔、会社の車庫で大型トラックの前に乗用車を配置して、どのくらいの距離で車間が短く感じるか?皆でやったことがあります。乗用車同士と比較すると確かに差はありますが、大した差ではありません。まぁ機会があればそのうち書きます。

前書きが長くなってしまいましたが、コーヒー一本で運転上達方法ですね。
デジタコが装着されている会社なら、急発進、急ブレーキ、急減速など運転に関して点数を出し、その点数によっては指導が入ります。私は「社内制限速度を守ってください」を耳にタコが出来るくらい聞きました。おかげで点数はよくありませんでしたね。
デジタコが付いているトラックはそれほど問題視はしてませんけど、今現在もデジタコを装着していない会社もあります、デジタコを装着している会社からしたら「ありえない!」と思いますが、やはりというか当然と言えば当然に、そういう会社のドライバーは自分本位の運転になりがちで運転が荒い傾向があります。デジタコが無いから基準となる運転が分からないんです、だから自己流になってしまいそれが運転の基準になっています、また厳しく指導もしないのでやりたい放題ですね。
会社は何をしているんだ?と皆さんはお思いでしょうが私にもわかりません。
で、そんな会社の運転技術向上のために缶コーヒー1本を使います。

この缶コーヒー、半分飲み干してからそのままダッシュボードに置いてください。または座席の真ん中のボードにでも置いてください、補助席の裏が書類を置くスペースになっているはずです。初めての時は飲まないでやる方が良いかもしれません。
運転が荒い人はこの缶コーヒーがゴロゴロと車内で動きます。
急発進時は後ろへ、急ブレーキは前へ、急旋回は左右へ、スピード出して段差を通過する時は上へ缶コーヒーが飛びます。
どうなると思いますか?
車内がコーヒーまみれになるんですよ、私の場合はダッシュボードに置いていたのでフロントガラスとダッシュボードはベタベタ。段差で缶がジャンプすれば服までベタベタ。伝票がコーヒー色になることもあります。そうならないためにはおとなしい運転をするしかありません。すると運転技術が向上して、積み荷が崩れ無い運転ができます。また運転に余裕ができて周りを把握できるようにもなりましたよ。
たぶんどこかでも運転教育の一環としてやっているのかもしれませんね、全国で同じ思いをしている人がいるでしょうから。
この方法を毎日続けているだけで運転の仕方が変わってくるのでおすすめですよ。車にも負担のかからない運転になるので一石二鳥です。やってみてダメでしたら素直にデジタコを使いましょう。
ちなみに運転が上手い人は、助手席の人が爆睡します。そういう人、身近にいませんか?
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