荷主企業から指名される運送会社になろう

低運賃は低品質?価格の品質バロメーター

教育

今日は運賃上げていこう!

と言う考えからブログを書いてみます。

以前は燃料高騰時には「燃料サーチャージを頂きましょ」、という事を書きました。

その続きですね。

表題にありますが、価格の品質バロメーターというものがあります。なるほど!と思うので書いています。

皆さんは、昔から「安物買いの銭失い」とか「安かろう悪かろう」という言葉を聞いたことありませんか?妥協して安いものを購入した時に、やっぱりすぐに壊れた!って出来事あったりすると思うんです。

そのまんまの通りで、消費者に対して安いものは品質が悪いだろうと言う印象を与え、高いものは品質が高いはずだという印象を与えてしまう、値段を手掛かりにその物の品質を判断しちゃうんですね。

消費者がその物の品質が分かっていたら売値が安いか高いか判断できますからね。

これ、実験データとかもあって、同じワインなのに値段を上げた方が美味しいとか、値段を上げたら売れ行きも上がったと言うデータもあるそうです。

運送でも普通に使えるのではないか?と思うのですがいかがでしょう?

高価格でも高品質の運送会社なら利用者が増えそうな気がしませんか?化けの皮が剥がれたら詰みなのでしっかり高品質を維持しなくてはいけませんが。

ではトラックを最新の物にしたら運送の品質は上がるのでしょうか?

私には疑問符が付きますね。

ではドライバーの品質を上げれば運送の品質が上がるのでしょうか?

私としてはグッジョブですね。

トラックを最新の物にしても、トラックは単体では何もできません。わかり切ったことですが人間が扱うからこそトラックの存在価値があるのです。

何もしないでもトラックの存在価値が上がるとしたら、販売店の展示でしょうか?ただこれはメーカーさんが、購入者である運送会社さんに買って貰いたいがために展示するものなのでちょっと目的が違いますよね。最新のトラックが展示されており、それを見に来たお客さんに「このトラック最新機能が付いていて安全装備も充実、乗りやすくて最高です!どうですか?1台」みたいに売り込むためのものです。(完全に私の想像の世界なのでツッコミは勘弁してください)

そういう意味ならちゃんと意味がありますよね。

運送会社としたらその最新トラックを使ったからと言って輸送品質が上がるとはこれっぽっちも私は思ってません。

確かに使う側からしたら嬉しいんですよ、新型のトラックに乗れるんですから。また最新車両を導入しました、っていうのも多少のアピールになりますし。

新型なら故障もしにくいですからね、その面では確実に荷物は届くでしょう、使い手であるドライバーにも安全を提供できます。ただし使い手の品質が良ければのお話ですが。

運転する人によって、トラックを大事に乗る人もいれば洗車もしない手入れもしない、ただ乗るだけっていう人もいる訳です。

新車のトラックを数日、または数か月で廃車にしてしまったドライバーっていませんか?事実、私の昔の同僚は納車後数か月で田んぼに突っ込んで廃車にしたドライバーがいますから。

道具は道具、使い手によって良くも悪くもなるのです。

ではドライバーの品質を上げるべきなのですが、ここでは具体的な事を書きません、強いて言うなら良く言われるコミュニケーション力を上げる、でしょうね。

どうしたらドライバーのクオリティが上がるのかは自社で考えて見るのが一番良い方法だと思います。試して検証、試して検証、この繰り返しです。

コストダウンを頑張っている会社もあると思いますが、「品質を上げる事は安全を上げる事」であり、顧客に安心と満足を提供し不利益を生じさせない事でもあるのではないでしょうか?コストダウンも必要ですけどバランスの良い所で落としどころを見つけて貰いたいものです。

ここまで私は品質品質と言ってますが、運送会社の高クオリティーか低クオリティーかを決めるのは荷主であるお客さんです。運送会社の社長でも部長でもありません、提供する側が判断するのではなく提供される側が判断するものです。荷主さんの要求するニーズを満たしているのか?それ以上の魅力を提供出来ているのか?答えを持っているのはお客さんだけなんですね。

品質の良し悪しはお客さんの心の中にあるわけです。

その心の中にある悩みやニーズ、ウォンツを掘り起こす必要があるわけです、運送会社は。

そのためには???

コミュニケーション力です。具体的な事は書きません、あしからず。

では高品質であるものは高価格と言うところですが、世の中には安くても品質の良い物は沢山ありますし、値段が高いからって良い物だとは限りません。これも使い手の心の中に答えがあるわけです。

ただし、一般的に高品質を提供するためにはそれなりのコストがかかります、人材教育に設備投資、それなりのコストを価格に転嫁させなくてはいけないので必然的に価格も上がるわけですが、それだけだと「じゃぁ、うちはそこそこでいいから安くしてよ」というお客さんもいるでしょう。

それでは永遠に運賃は上がりません。

だから運送会社としては、「うちはこれだけの高品質なサービスを提供していますからこれだけの価格になってしまいます、ご了承ください」と絶対言わないで、相手が「高くてもおたくの運送会社を使う価値がある」という印象を与えてあげれば良いわけです。

お客さんが「うちが使ってる運送会社、他の運送会社より高いんだけど、高いだけはあるんだよなぁ、さすが!」と思ってくれたり、「結構助けて貰ってる事も多いし、運賃高いけど今の運送会社で充分満足してるよ」と言わせられたら完璧です。

これが高価格高品質を提供できる運送会社だと、私だけは勝手に思っています。

理想と言えば理想かも知れませんが、高い理想を持って働くことはプロフェッショナルだと思うし、理想や目的無くしてあるべき姿にはなれないと思うんです。

今日は此処までです、ではでは。

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