
ヒューマンエラー(人為的ミス)は何処でも、誰でも起きてしまうものです。
ただし、様々な知覚能力を良好に保ち工夫をする事で防げるものもあるわけです。
ヒューマンエラーの防止策としてハインリッヒの法則があります。
わかりやすく言えばヒヤリハットです、運送会社に勤めている人なら誰でも知っているでしょうし実行したこともあるのではないでしょうか?
私自身も複数社でやっていましたが、やらない運送会社もありました。今となってはどうでも良い事ですが、やらない運送会社もあるってことです。
ヒューマンエラーを未然に防ぐポイントとして
ヒヤリハット事例をドライバーにレポートしてもらう ヒヤリハット事例について発生原因や状況を共有する ヒヤリハット事例の予防策や対応策を検討する ドライバー間で予防策や対応策を共有する
こんな感じでしょうかね?
重大な事故には必ず何かしらの予兆があると言われています、予兆を見逃さないようにすることが防止策とも考えられます。
ヒューマンエラーには不注意によって発生するものと、故意(わざと)によって発生するものがあります。
トラックドライバーは本当に短気な人が多いので故意に不適切な行動をしてしまう人間が少なからずいます。
それによって嫌な思いをした人も多いのではないでしょうか。
私も嫌な思いをした一人です。
不適切な行動をとり、相手に嫌な思いや危険な思いをさせて、自分が満足している大バカなトラックドライバーが一定数居るのが事実です。全てのトラックドライバーはお金を頂いているプロですが、プロ意識の無いトラックドライバーが多いのです。
トラックドライバーの中には、しょっちゅう給料を上げろ!ボーナス増やせ!などと文句を言う連中がいます。
それが悪いとは思いませんが、そればっかりしか言わないんです。(あとは会社の愚痴とかね)
どうしたら「顧客のための配送が出来るか?」と考えるドライバーを私はほとんど知りません。みんな「金」「金」「金」です、その金をくれるのはお客さんなんですけれど、お客さんのことは考えずに「金」を無心します。
経営者や幹部くらいじゃないですかね?お客さんの事を本気で考えているのは。それを感じた出来事が昔あったのですが、いつか書きたいと思います。
ヒューマンエラーは不注意と故意があると書きました、事例も交えて書いていこうと思います。
不注意というのは、誤操作や確認不足、慣れから来る手抜き、疲労による注意力の低下などのヒューマンエラーです。
特に慣れから来る手抜きは仕事の手順を省略して作業を行った時に起こるエラーです。
例えばタンクローリーだと、受け入れ先のタンクの容量を確認するのを忘れて搬入したところ、オーバーフロー(あふれさせた)を起こしてしまったとかですね。
疲れや眠気で注意力が下がっている時に荷物を降ろしてたら、一緒に荷台から落ちて怪我したとかですね。前者は同僚で後者は自分の出来事です。
故意によるヒューマンエラーは、意図的に(わざと)するヒューマンエラーです。
「めんどくさいのでルールを無視したら事故になった。」とか、「早く帰りたいからと、工程を短縮してミスをおかし、損害が出たため会社に損害賠償請求が来た。」とかですね。
自分の実例ですと、幹線道路の合流地点で、スピードを出して無理やり突っ込んできた4トントラックを回避しようとして避けて前に出たのですが、その後わざとトラックをぶつけてきました。(事実ですよ、警察に連絡済みで相手方の免許証や会社の車検証もコピーさせて貰っていますから)
「なぜぶつけてきたのか?」と聞いたら、「入れてくれなかったから」だと。
強引に突っ込んできたからこちらは危険回避をしただけなのに、勝手に「入れてくれなかった」と思い込み腹を立て、会社の資産であるトラックをぶつけてきたんです。ヒューマンエラーというより犯罪ですけれど、救いようのない大バカドライバーでした。
しかも、故意にぶつけたのがマズイと思ったのか、「携帯を落として取ろうとしたら、ハンドル操作を間違えたと会社には伝えたから口裏合わせをして欲しい」と頼んできたホント身勝手極まりない自己保身のドライバーでした。
当然許すわけないです、警察に故意に突っ込んできたことを伝えました。
先方の会社の社長は、物凄い謝罪をしてきましたが、当のドライバーはどうなったんでしょうかね?
こんな低能なトラックドライバーがいるのです。
一部だろ?とお思いでしょうが、一部では無いですね、似たようなガラの悪い連中が一定数いますから。
良く雇用しているな~と思う連中多いんですよ、表に出ないだけで。
私、トラックドライバーを批判してますけれど、同業者でも嫌な思いした人多いんじゃないですかね?
他のドライバーのせいでいっぱい頭下げて来てますから、自分。
他にも単車(大型)を走行中、イライラしてたらしく、運転が荒くなっていたのでしょう、荷物が凹み、破損していたという事がありました。ドライバーは「急に車が飛び出してきて回避するため急ハンドルと急ブレーキをかけた」と嘘をついてましたね。
なんで嘘だってわかるのか?
本人が本当の理由を、直接私を含め周囲に話したからです。
故意によるヒューマンエラーは悪質なものもありますから要注意です。ただ、故意よりも不注意でのヒューマンエラーの方が圧倒的に多いでしょうから、こちらを重点的に対策をした方が良いと思います。
不注意によるヒューマンエラーとして
①業務内容が正確に伝わっていない ➡改善策は相手が正確に理解しているか?認識のずれはあるか?を対面や図表を使いながら確認すること。
②作業自体の失敗 ➡改善策は作業工程を分かりやすくすること、場所を整理したり環境を良くすることで未然に防ぐ
③慣れから来るミス ➡改善策は一つ一つの作業をチェックしながら進めること 思い込みや先入観を捨てること
④手抜き ➡改善策は・・・貴方の心次第
⑤疲労から来るミス ➡きちんと休憩を取らせること 無理強いをしないこと

トラックドライバーには、「俺は大丈夫」「ちゃんと出来る」「問題はない」と言い、傲慢な人達がいます。
そういう人達は仕事に慣れてきた人たちが多いですよね。
ただ、些細なミスでも重大な事故に繋がることもあり、大きな代償として跳ね返って来ることもあります。
ドライバーでは責任は取れないでしょう、単に無事故手当が無くなるくらいでしょうか?
横柄で傲慢で自信家のトラックドライバーさんは、責任取らないから平気で身勝手な事をするのです、もっと経営者目線で仕事をするように仕向けても良いのではと思っています。
一人一人が経営者感覚を持てばもっと良い行動が出来るはずなんですがね。
「心が変われば行動が変わる」哲学者でもあり心理学者でもあるウィリアム・ジェームズの言葉です。
ではでは。
私がこの記事を書いたよ!
てるてる坊主
運送業に31年間勤めていました。運転した車はハイエースからセミトレーラー。個人宅配からルート配送、北海道から九州までの中長距離配送、そして運行管理者としてドライバー育成やマネジメント。 得意な事は出禁になったドライバーの後釜、失った信頼の回復などでしょうか?「貴方が来てくれて良かった」「貴方に来て欲しい」そんな言葉を言われて来ています。そういうことを複数社で長年やってきたものですから。 このブログはコンサル的なことも取り入れ、自分が携わって来た経験などから、ブログを書いています。拙い文章かもしれませんが、読んだ人が一つでも役に立ったと思ってくれたら嬉しく思います。
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